こんにちはkazuです。
本日は並列回路の計算方法の基礎を解説していきます。
学生の方も電気系の仕事をしている社会人の方も並列回路は基礎になりますので、
ぜひ本記事を見てマスターしてくださいね!!
並列回路とは
並列回路とは複数の抵抗器などを 枝分かれさせてつないだ回路のことを言います。
直列回路と同じでざっくりすぎますかね?(笑)
ですが、文章で書くと上記になります。
では実際に使用例も書いていきます。
使用例としては乾電池を並列につないで電流を増やしたり、電圧が一定の数値で流れることを利用したい場合など
があります。
類似しているもので直列回路があります。
【簡単に復習】エンジニアが教える直列回路の計算方法の基礎
並列回路の計算方法
では計算方法に入っていきましょう!
以下の画像を見てください
まずいきなり並列回路の計算法ではなく抵抗、電圧、電流単体の求め方を
簡単に説明していきます。

全体抵抗の計算方法
上記画像の赤色部を見てください。
抵抗1(上)が200Ω抵抗2(下)が300Ωです。
こちらを計算方法に当てはめると
1/全体抵抗(x) = 1/抵抗1(200Ω) + 1/抵抗2(300Ω)
1/全体抵抗(x) = 3/600 + 2/600
全体抵抗(x) = 600/5
全体抵抗 = 120Ω
そんな難しくはないと思いますがどうですか?
ちなみに並列回路の抵抗が増えても
計算方法は変わりません。
1/合成抵抗 = 1/抵抗1 + 1/抵抗2 + ・・・+ 1/抵抗X = 全体抵抗
になります。
電圧
実は並列回路には電圧の計算はありません。
何故かというと電圧の値は一定の数値で、
流れています。
電流の計算方法
上記画像の青色部を見てください。
抵抗1にかかる電圧がaA、抵抗2にかかる電圧bA
になっています。
こちらを計算方法に当てはめると
電流1(aA) + 電流2(bA) = 電源電圧(aA + bA)
ただの足し算なのでそこまで難しくないと思います。![]()
実際に計算してみましょう!
では実際に計算してみましょう!
下記画像を見てください。

電源電圧が6Vで
抵抗1が30Ω、抵抗2が60Ωである
電流のxAはいくつでしょうか?
解答
計算式:
抵抗をもとめる
1/全体抵抗(x) = 1/30 + 1/60
全体抵抗(x) = 20Ω
電圧をもとめる
6V
電流を求める
オームの法則から計算する
6V ÷ 20Ω = 0.3A
答え :
0.3A
になります!
あまり難しくないと思いますがいかがですか?
最後に
いかがでしたでしょうか?
簡単だと思った人も難しいと思った人も並列回路は電気の基礎になります。
覚えておかなければいけません!
ですので少しずつで良いので必ず覚えてください。
最後までご覧いただきありがとうございました。